魂の旅路

アメジスト・アイスクリスタルと月の山脈


モンドクォーツの産地のタンザニア周辺には何かあるなと思って、マップを見たりしていました。そして自分が詩人ランボーに強烈に惹かれた過去、最近になって急にそのことを思い出したことは無関係ではないような気がしました。


ランボーがアフリカ時代に滞在していたのは、エチオピアのハラールという場所。紅海に近い地域ですが山地の奥の街で、「何でこんな所に・・・」と思ったものですが、カートの生産地だから仕方ない。


それが8月のことで、最近になって、アメジスト・アイスクリスタルを出した時、この石は光を通した方がいいなと思って、最初の石を撮影し直そうと在庫から取り出してライト越しに眺めた時、大きな山の姿に見えたのですが「私はこの山を見たことがある」と直感しました。




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初めは『指輪物語』の最後の「滅びの山」とかかなあと思いました。でも形が違う。他にも思い当たるものを探してみましたがどこかしっくり来ない。そんな時に手塚治虫の『ジャングル大帝』に関するツィートが流れて来ました。


手塚治虫初期の代表作『ジャングル大帝』は、『鉄腕アトム』よりも先に漫画化された手塚治虫先生の原点のような作品ですが、最近はディズニーの『ライオンキング』の方が有名かもしれません。埼玉の西武ライオンズのトレードマークでもあります。

『ジャングル大帝』には「月光石」と呼ばれる地球のプレートを動かす巨大エネルギーの石の話があること、その石があるのは「ムーン山」と呼ばれる実際の伝承にある山がモデルになっていること、それがまだ当時新しかった「大陸移動説」や「隕石落下によるアフリカの大地溝帯」などの説をアイディアに描かれていたことを知り驚きました。


調べてみた所、ムーン山の舞台となったのは「ルウェンゾリ山地」。そこの最高峰、スタンリー山のマルゲリータ峰が、私がアメジスト・アイスクリスタルで直感した山のイメージ、断崖絶壁のまるで魔王の山に近いものでした。



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ルウェンゾリ山地はケニアのビクトリア湖の西、コンゴとウガンダの国境にあります。この辺りは「大地溝帯」と呼ばれるアフリカを東西に分断する「地溝(リフトバレー)」の一環で、キリマンジャロに次ぐ巨大な連山になっています。



ルウェンゾリ連山は、地質学的にも珍しいエリアで、変成岩の褶曲岩帯で、地塁山脈を形成しているとか(難しい)。よくわからないんですけど、私がアメジスト・アイスクリスタルで直感したのは、この山の独特の地質、断崖絶壁の感じがアメジスト・アイスクリスタルのトライゴーニックやアイスクリスタルの感じとシンクロしたように思います。





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アフリカ大陸は分断される?ケニアで巨大な亀裂が突如出現。数々の証拠が裏付けるアフリカ大陸分裂




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モンドクォーツは、ビクトリア湖の南のタンザニアのMondoにあります。ここは「ケニア・ドーム」と呼ばれるエリアで、大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の東側、海のプレートが重なって「東リフト・バレー」となっている高地です。

鉱物は地殻変動が活発な所で生成されます。特にモンドクォーツやヒマラヤ水晶のような、透明度が高いマスタークリスタルは、激しい地殻変動が置きた場所で生まれる傾向があると思います。

ルウェンゾリ山地は、この大地溝帯の西側の西リフトバレーにあって、『ジャングル大帝』のムーン山の元になった、「月の山脈」といわれています。


月の山脈は、ナイル川の源流を求めてプトレマイオスの時代から多くの探検家が向かった場所。三日月のようなタンガニーカ湖、ビクトリア湖の水分によって常に雲がかかって姿が見れない幻の山が、月の山脈と呼ばれる所以です。


ナイルの源流の月の山脈。ルウェンゾリ山地は、熱帯雨林と頂上付近は氷河が残っていて、太古の地球の自然や植生が残っている土地。『ジャングル大帝』や『ライオンキング』のこの地域を舞台にした動物たちの楽園を守る物語は、かつてあったかもしれない半身半獣のソウルたちの物語かもしれない。そんなことを思い起こさせます。


なぜなら、『ジャングル大帝』のレオたちは、あまりにも伸び伸びと動く四肢や、共存繁栄の精神は、人間が四つん這いになっているように見えるんですよね(^^ゞ

そしてこのエリアから西の中央アフリカでは、人類最古の骨の化石が見つかっており、「人類発祥の地」とされています。



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ケニアドームの東にある東リフトバレーは、エチオピアを通り、ジブチに抜け紅海まで伸びています。このエリアはアファール盆地と呼ばれる三角地帯になっていて、地殻活動が非常に活発。この断層沿いにやがてアフリカは分裂し、切り離される運命です。

アファール盆地は、多数の化石人類の骨が見つかっている場所で、「人類の揺り籠」とも呼ばれる重要エリア。アウストラロピテクスなどの旧人類も見つかっています。そしてランボーが滞在していたハラールの町は、このアファール盆地に面した東リフトバレー上にあったんです!


東リフトバレーは、紅海を潜って北へ伸びると、エジプト付近で二つに分かれ、一つはエジプトへ抜け地中海へ、もう一つはイスラエルへ伸び、死海で終わります。


この東リフトバレー沿いには、古代史の重要地点が連なっており、アフリカから紅海へと突き当たるのは、サウジアラビアのメッカ、イスラム教の聖地で、エジプト方面にはギザのピラミッドがありますし、イスラエル方面にはエルサレムがあります。


ナイルの源流は、西リフトバレーに向かい、東リフトバレーは、紅海からエジプトやイスラエルに繋がる。
ただのアフリカの断層帯だと思っていたものが、歴史的にもとても重要な意味を持つ場所でした。


何よりも私は、アフリカにもエジプトにも行ったことありませんが、イスラエルに滞在していたことがあり、その時紅海のクルージングに連れて行ってもらいました。アデン湾の入り口まで船行し、東リフトバレー上を移動していたのでした。エルサレムにも死海にも行きました。



私がランボーを思い出し、無性にカートを試したくなったのも、イエメン・エチオピアの紅海を挟んだこのエリアがソマリ世界と言われるカートの栽培地区で、かつて自分がこの地域を通ったからかもしれません。そして学生時代に無性にランボーに嵌ったのも、ただの偶然とはとても思えない。


ルウェンゾリ山地のスタンリー山は、発見者のスタンリーの名前なんですが、この人がこの山を発見したのは1889年で、その3年後の1891年にランボーはアフリカで病気にかかって亡くなっているんですね。この時代、19世紀末はヨーロッパのアフリカ侵略や探検の時代だったのかもしれませんが、アフリカの内奥まで行って、どっぷりその地の文化にハマった芸術家はランボー以外に知りません。


ちなみにランボーはゴッホと同世代で生まれたのも亡くなったのも一年しか違わない。共に37歳で亡くなってたんですね。ランボーは、ゴッホを追うように生まれ、追うように亡くなっている。この二人の破天荒さと破滅的な最後(耳と足の切断)は、よく似ているなあと思います。



十代の頃の情熱が、セージに導き、アフリカに導き、時を経て、植物・鉱物・地球を結び付けるヒントを与えてくれた気がします。





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Stone marble

Mythtic, Astrologer & Naturalist reading and sending crystal messages metaphysically from earth, on who we are, where we came from and where we are going.

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